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お知らせ

2007/03/26

化学事業部 炭素・水素・酸素の三元素のみで構成される新規デンドリマーの応用技術を開発

当社の化学事業部 四日市研究所は、炭素・水素・酸素の三元素で構成される脂肪族ポリエステル型デンドリマーを開発しました。放射線状に分岐した骨格構造を持つ球状分子のデンドリマーは電子材料や医療分野などに幅広く応用が進んでいますが、これら三元素のみで構成されるデンドリマーは、現在市販品がない状態です。今回はその応用の第一弾として光造形用樹脂の新開発品に新規デンドリマー誘導体を採用しました。今後は顧客との共同研究などを通じて特性や用途を更に探っていき、本格展開を目指していきます。

■新規デンドリマーの特長
通常、デンドリマーの製造は複数の反応を何度も繰り返すため、時間とコストがかかりますが、
昨年二月に当社化学事業部は、情報通信研究機構 (NICT) との共同研究で、エステル型デンドリマーを迅速に製造できる技術を確立し、研究結果を発表しました。
開発品の反応の繰り返し単位である「世代」は第四世代まであり、その分子量は10715.3、末端基の数は64になります。末端には水酸基を有し、化学修飾が容易です。この末端水酸基を化学修飾したデンドリマー誘導体を種々合成し、本格的な用途開発を行なっています。

■今後の応用分野
光反応性樹脂やレオロジー改善用添加剤など、幅広い応用が見込まれますが、応用の第一弾として、二光子吸収レーザー光造形用樹脂に新規デンドリマー誘導体を採用しました。同樹脂は2つの光子を同時に吸収し、レーザー光によりナノスケールでの三次元光造形が行えます。昨年「ハクフォトマー」の商標登録をし、4タイプ・8種類でシリーズ化しています。このうちの低粘度・高精度タイプにデンドリマーを採用しており、年内中に本格的に展開していく予定です。

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担当者: 竹辻
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